CT検査
当院では、2023年7月に、(株)Canonメディカルシステムズ社製 『Aquilion』(80列CT)を新規導入致しました。
【単純撮影】
頭部をはじめ、頚椎、胸部、腹部、四肢などの検査が可能です。
脳出血や脳腫瘍、肺や腎臓などの臓器異常、骨折などをとらえます。
検査時間は、入室から退室までおよそ5〜10分前後です。
写真A: 正常の頭部(脳)
写真B: 小脳出血 ・・・黄色い円で囲んだ部分(白く見えているところ)が出血。めまいや激しい吐き気の症状が出ることも。
写真C: 硬膜下血腫 ・・・矢印の白い部分が出血。頭に強い衝撃が加わった場合に起こります。
【造影撮影】
造影剤を静脈から注射し、脳動脈瘤や奇形、血管の狭窄、腫瘍などの異常をとらえます。
単純撮影では判断のつかない部分も、造影剤を入れることによって さらに分かりやすくなります。
検査時間は、およそ10〜15分程度です。
造影剤というお薬を使うため、ヨードアレルギーや妊娠中の方は基本造影検査ができません。また糖尿病のお薬にも、一部服薬停止をしていただくものもありますので、あらかじめ検査前に問診を行います。
(⇒ 当院で記入している [
造影検査問診票]、服薬停止していただく[
糖尿病薬])
写真D: 頭部造影 3D-CTA ・・・青色の部分は、脳動脈瘤(りゅう。血管のこぶ)の治療に使うクリップ。
写真E: 頸部造影 3D-CTA ・・・矢印の部分に、石灰化プラークがみられる。